

基本データ
(森林階層)

どんな植物?
明治初期に渡来し、庭木、街路樹、砂防樹、薪炭材として植えられた。 山地の砂防、鉱山の煙害防止、緑化目的で各地に植えられ、その流域の川沿いを中心に分布を広げている。 良質な蜂蜜が採れるため、養蜂業における重要蜜源植物のひとつ。 アレロパシーと強靭な萌芽力から、「適切な管理が必要な産業上重要な外来種」とされていて、生物多様性の保全上重要な地域に侵入するおそれのある地域では利用を避けることが望ましい、とされている。 駆除対象とするには研究不足という意見もあり、蜜源植物としての有用性と合わせて、土地によって管理方法の検討が必要と思われる。 受粉には自家不和合性が見られ、ミツバチをはじめとする虫たちによる虫媒花である。 根は幼樹のうちは下垂根を出すが、浅く広い水平根が多い。 30年ほどで衰退、倒伏しやすい。主幹が失われると無数の芽を出す。 根に根粒菌が共生し、窒素固定を行う。 葉、果実、樹皮には毒性があると言われているが、葉は家畜の餌とされていたり、 葉はそのまま止血に使われた記録もある。 毒性、薬効についても、検証し直す余地があると思われる。

育て方
強い繁殖力があるので管理に注意。 治山目的で植林された秋田県の小坂鉱山では、植樹から50年後も群落を保ち、自然植生への遷移が遅く、今後の課題とされている。 リンゴ炭疽病の感染源になり、ハリエンジュが多い雑木林に隣接するりんご園で発生が多く 見られる。

活かし方
花は食用になる。花、つぼみを揚げ物や、茹でて酢の物、和え物にして食べる。 また、ホワイトリカーなどに漬けてアカシア酒にできる。 蕾を日干しし、煎じて服用すれば子宮出血に効果ががあるとされている。 葉の汁を外傷の血止めに用いる。 海外では葉をヒツジ、ブタ、ニワトリなど、また日本の動物園ではキリンの飼料として利用されている。馬に毒性があると言われているが、中国の在来種は耐性があり、シカ類も葉を食べている。人間では中毒症状の事例がある。 美しい花と甘い香りとで観賞用にも植えられている。 園芸品種では黄金葉のフリーシアが有名。 木材は硬いが割れやすく、耐不朽性が高い。 燃料としても重宝され、枕木、杭、支柱、木釘、帆柱などに利用された。 家具や車両材、スキー板などにも使われていた。 近年木材として見直す動きもある。
※食用・利用に関するご注意
本ページの情報は、植物の一般的な特徴や伝統的な利用例を紹介するものであり、特定の効果・効能を保証するものではありません。
食用・その他の利用については、利用者ご自身の判断と責任において行ってください。
体質や体調によっては合わない場合もありますので、少しでも不安がある場合は、専門家や医療機関にご相談ください。
誤った利用による事故や体調不良などについては、責任を負いかねますのでご了承ください。

おすすめ品種

備考
蜜源エクセレント
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