

基本データ
(森林階層)

どんな植物?
生命力の象徴として正月飾りに利用される。(縁起物としての文化は中国発祥と言われる。) 尾根筋や崖の岩肌でも根付き、人為的攪乱(伐採と機械による踏み固め)の後でも発芽、生育する「荒れ地のパイオニア」。 支持根は深根性。 松茸の宿主。近年はアカマツの減少と林床の落ち葉が利用されないなどが原因で松茸の生息域は減少している。 秋に松ぼっくりから羽の付いた種を風で飛ばす。

育て方
剪定しないと大木に育つので、場所によっては管理が必要。 乾燥に強く、湿気に弱い。 マツノザイセンチュウによる松枯れが広がっているが、土中環境の劣化が原因の一つである(そもそも健康な状態の山が少ない)とも言われ、同じ状況であるクロマツと共に環境改善による樹勢回復のアプローチが広がっている。

活かし方
・食用、薬用 近年は松葉ジュース、松葉サイダーが有名。 焼酎に漬ける松葉酒、生や乾燥松葉を用いる松葉茶、松葉風呂などの利用法がある。 鎮痛、抗炎症作用の他、特に血流促進、高血圧の予防など血管、血流に効果があるとされる。葉は春に採取が良いとされる。 青い松ぼっくりをリキュール漬け、シロップなどに利用する。 咳、のどの炎症に効果があるとされる。 松かさのお茶には滋養強壮、免疫向上効果があるとされ、研究されている。 採取は初夏。 樹液から採れる松脂は、アルコールと水に溶かして飲むと気管支炎の改善に、 塗り薬として筋肉痛、打撲などに効果があるとされる。 軟膏の原料にもされる。 中国、韓国では花粉を蜂蜜で練って団子にする食べ方がある。 ・木材(伐採は一般的に秋の彼岸から春の彼岸まで) 燃料として、薪、炭共に利用される。 樹脂分を多く含む材は火力が強く、陶芸の薪窯に利用される。 京都の五山送り火(大文字焼き)の薪や、炭も高温を得られることから刀鍛冶に利用された。 樹脂分が燃える事で出るすす(松煙)は、上質な墨の原料で水墨画や書道で使われている。 建築用材としてスギ、ヒノキに次いで利用されている。 古民家の曲がり梁の多くはアカマツ。 心材は特に樹脂分が多く、湿気に強いため土木用の杭として利用される。 (木材としては虫に強い訳ではないので、屋外での使用などは注意が必要) 漆器、桶、樽、舟材、床材、天井板、敷居、床柱など、様々に利用されていた。 油分を多く含み、弾力のある性質から、木くずは梱包材に、薄くスライスされた経木は商品包装用に利用された。(近年生産が復活したり、見直す動きがある) 木材を割き割って撚り、縄を作っていた。水に強く、船の係留に使われた。 ・観賞用として、縁起物として 松竹梅の中国伝来の縁起物として古くから植えられ、樹形を整えやすいことから庭木、盆栽として愛される。 正月の門松飾りの「メマツ」。(対となるのは「オマツ」、クロマツ。尚、両種とも生物的には雌雄同株なので人の見立てと思われる。)
※食用・利用に関するご注意
本ページの情報は、植物の一般的な特徴や伝統的な利用例を紹介するものであり、特定の効果・効能を保証するものではありません。
食用・その他の利用については、利用者ご自身の判断と責任において行ってください。
体質や体調によっては合わない場合もありますので、少しでも不安がある場合は、専門家や医療機関にご相談ください。
誤った利用による事故や体調不良などについては、責任を負いかねますのでご了承ください。

おすすめ品種

備考
薬効、葉や松ぼっくりの利用法が多岐に渡るので加筆修正歓迎です!
参考資料
記事を書いた人
のぼる
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